鳥谷歩の新日記帳

私が関わった作品の宣伝、性腺外胚細胞腫瘍と末梢神経障害の闘病記、身辺雑記。

3.11に思うこと

今年は、訓練のエリアメールが来ると予測してたんで、スマホが高らかに鳴って震えても、取り乱すことはなかった。昨年の3.11はケモの真っ最中で、エリアメールで焦ってたが。訓練と分かったときは、吐き気をこらえながら安堵してたな。東日本大震災のころは、俺はなんの不自由もなく暮らしてて、なんの役にも立ててなかったけど、その報いがいま来てるのかもな。あのとき安穏と暮らした報いで、罰として苦心してみろと、神様が俺を癌にしたんかもしれん。寛解できたんは、神様のお慈悲かも。まだこの先どうなるかわからんけど、生き残れたからには、やらないといけないことがあるんやと思う。現時点では、俺がやるべきことというか、やりたいことは、前向きに生きることの肯定と、親子の愛の賛美を、創作で訴えることですわ。やりつくされてることなんで、純文学ではカテエラなんでしょう。エンタメでなんとかやれたらええのにな。生き残った人は、生き残れたからには、天寿をまっとうするまで、生き抜いてほしい、俺も含めて。偽善といわれようが、無神経といわれようが、祈るしかない祈らざるをえないので、いま癌で闘ってる全ての人が、治癒し生き残れることを祈っております。